Menu
 > 作品
 > カ行
 > ガス燈(1944)
 > 彦馬さんのレビュー
ガス燈(1944) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ガス燈(1944)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
既レビューにも指摘がありますが、列車内のメイ・ウィッティはほんま『バルカン超特急』ですね。しかし本作ではフロイのように突然消えたりはしないから大丈夫・・・と思って安心していたらいけない。消えるどころか好奇心いっぱいに姿を現し、ラストまで締めくくってくれるのには笑いました。イタリアに移住するポーラは、後のバーグマンの運命を先取りしたようで、シャルル・ボワイエがロッセリーニに見えてきます。さてロンドンを舞台に、街路のガス燈が霧の中でぼんやりと灯る雰囲気と室内のガス燈の光の強弱をバーグマンの心理に絡めていく描写はなかなか幻想的で、徐々に衰弱していくバーグマンの不安げな表情は官能的でもあり、ソフトフォーカスで捉えたアップなどはさすがキューカーだなぁと思ったりもします。しかしこの真相、こりゃ~トラウマどころではないですよ、ポーラはちゃんと生きていけるのか・・・、彼女の心に暖かきガス燈が再び灯ることを祈ります。
彦馬さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-17 12:31:51)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
324.08%
424.08%
548.16%
61428.57%
72142.86%
8510.20%
912.04%
1000.00%
作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 54.04
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ガス燈(1944)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS