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ピクニックatハンギング・ロック のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ピクニックatハンギング・ロック
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1986-04-26
ジャンルドラマ,ミステリー,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
ピーター・ウィアーさんのオーストラリア時代の作品。幻想的な映像に哲学的な言葉、パンの笛、ピアノ音がのせられ、神秘的な映像世界を構築しております。ピクニックでまどろむ女生徒達をソフトフォーカスでゆっくりと追っていくカメラワーク、手前に草木をぼかして撮り上げた構図、終始晴れ渡ったハンギングロックの木漏れ日、そしてアン・ランバート演じる少女の純たる清楚美・・・見ている方が神隠しにあうほどに吸い込まれてしまいます。ストッキングを脱ぐ少女の足をアップで、次々と寝転ぶ裸足の少女達を俯瞰したショットでとらえ、官能と神秘を同化させています。時計の止まったハンギングロックに響く少女の叫び声から、校長室にカットを移しカチカチと時を刻む柱時計の音・・・時を対比させた見事なシーン転換ですね~。神隠し後の後半も、冗長にならずに残った人間の心理描写を、校長先生を中心に細やかに描いているあたり、う~ん、これは傑作!
彦馬さん 9点(2004-11-05 13:04:19)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 7.07点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
313.70%
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5311.11%
613.70%
71037.04%
8622.22%
9518.52%
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作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 58.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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