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第七天国(1927) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 第七天国(1927)
製作国
上映時間110分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,サイレント,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
階段を1階から徐々に上がっていくシコとディアンを移動でゆっくりと捉え上昇するカメラ。この一歩一歩“第七天国”へと近付く2人の姿はラストシーンを暗示しているようで実にいいシーンですねー。そしてシコの神との距離感。無神論者だと言ったり、結婚を神に認めてくれるようお願いしたりとその距離感がラストに効いてきます。目が見えなくなって、神を信じることができたという事実。神という見えざるものを感じるのは心であるという真理。神父の前で抱き合う2人に差し込む神々しい光、神そのものである光。神から祝福される2人には思わず拍手を贈ってしまいました。ウェディングドレス姿のディアンを抱き上げたまま部屋を歩き回りキスをするシコ、そのシーンに代表されるように全体を甘いムードが包むこの作品ですが、戦争の惨禍や姉をムチで打つディアンの形相など、ピリッとしたシーンを挿し込み全体をひきしめています。♪上を向~いてあ~るこお~~涙が~こぼれ~ないよ~おに、といっても涙がホロリとするサイレントの傑作です。
彦馬さん 9点(2004-06-20 20:36:22)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 7.79点
作品の点数分布
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514.17%
6312.50%
7625.00%
8625.00%
9625.00%
1028.33%
作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 57.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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