Menu
 > 作品
 > ナ行
 > 流れる
 > 彦馬さんのレビュー
流れる のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 流れる
製作国
上映時間117分
劇場公開日 1956-11-20
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
オープニングの川の表情からして、曲線的な丸みのある作品であることが了解されますが、名立たる女優が見せるたたずまい、そのすべすべとした潤い・・・。この作品では一つ屋根の下に暮す女たちが、それぞれに芸者屋の行く末に身を任せています。そして「あらどうしたらのかしら」という表情で事の成行きを見つめる女優のショットがテンポよく刻まれ、まさに流れるようです。大人の振る舞いを不思議そうに見つめる女の子、いなくなったり塀の上を歩く猫のポン子ちゃん。子どもはいつしか大人になり、動物はどこまでもマイペースで世は移ろいます。川の流れのようにいくつも時代は過ぎても、そこで人は「あらどうしたのかしら」と振り返り、猫は塀の上を歩いているのでしょう。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-06-20 13:18:23)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 7.78点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
514.35%
6521.74%
728.70%
8730.43%
9626.09%
1028.70%
作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 61.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
流れるのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS