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紅夢 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 紅夢
製作国香,中,台湾
上映時間125分
劇場公開日 1992-04-11
ジャンルドラマ,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
あの呪いの人形はぞ~~っ。冷徹な美しき画面はホラー映画の雰囲気を纏ってますね。そしてこの映画を支配するのは「四」。四人の姉妹、四季=春夏秋冬、麻雀=東西南北、死者の数・・・。春夏秋冬で無限の円環時間を、東西南北で全方位空間を表し、邸宅に入りこんだカメラが二度とそこから抜け出さないことで、その邸宅こそが彼女たちの時間空間の全てであることを語り、その四人姉妹が無限の時間空間そのものであると分かる時、見る者は悠久の哀しみに迫られるのです。ロングショットでしか写りこまない主は“四”の中心で、ただ哀しさを浮き立たせる存在です。エンドロールで、四女がひたすら同じ場所を虚ろにさまよう姿に、夢幻で無限な時空に浮遊する“紅”という悲哀が見えるのです。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-29 12:19:39)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 37件
作品の平均点 8.30点
作品の点数分布
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6410.81%
7616.22%
81027.03%
9924.32%
10821.62%
作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 48.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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