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成瀬巳喜男監督の映画を初めて見ました。まずはなんてったってタイトルが凄い。「夫婦」だ。そのとおりまだ子どものない夫婦の話。お互いの感情のすれ違い、移ろいを第三者、夫の会社の同僚を配置することにより見事に描き出している。年末のあわただしさにあわせて進行する夫婦関係、そしてそこで鳴る除夜の鐘が余韻を残す。親子性を希薄のままに描き、最後の最後に夫婦が夫婦たらしめられるところは象徴的であった。
【彦馬】さん 8点(2004-03-08 22:59:43)
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