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パフューム/ある人殺しの物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パフューム/ある人殺しの物語
製作国独,仏,スペイン,米
上映時間147分
劇場公開日 2007-03-03
ジャンルドラマ,サスペンス,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 少々甘いかもしれないが満点、この監督には良いツボ、好みのツボを突かれるのでどうも点が甘くなる。オープニングのグロな映像から引き込まれ、パリの雰囲気、衣装、映像、音楽とすっかりハマリ込みました。生まれた時から人間らしい扱いを受けずに育った香りを持たない主人公、この彼が自らの持つ特殊な技能、自らの存在証明のため、究極の香りを探求するあまり殺人を繰り返してゆく。明確なポリシーを持った犯罪者によって生み出された究極の香りは人々を官能と幸福の世界へと誘う。彼の殺人は、究極の香りの効能を知った上での計画的な完全犯罪であり、その目的を達成した彼は、自らの存在価値を失い、自らの生まれた地に還ってゆく。最後の女性との間に愛が生まれれば何かが変わるのでは?という淡い期待すら打ち砕く犯人は、香りの求道者であり、この見事な犯罪者と共に、香りという映画で表現しづらい表現を見事に映像で香りを表現しきっていることに感服。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 10点(2007-03-18 23:13:15)
その他情報
作品のレビュー数 87件
作品の平均点 6.17点
作品の点数分布
022.30%
100.00%
278.05%
311.15%
433.45%
51011.49%
62225.29%
72022.99%
81618.39%
922.30%
1044.60%
作品の標準偏差 2.09
このレビューの偏差値 58.80
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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