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ZOO(2004) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ZOO(2004)
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2005-03-19
ジャンルホラー,サスペンス,ファンタジー,オムニバス
レビュー情報
《ネタバレ》 「カザリとヨーコ」は出演者の演技が素晴らしい。イビツな残酷さを払拭してそうで出来て無さそうなラストが、変に心地よかった。ヨーコのちょっとズレた語り口調が好
感。

「SEVEN ROOM」はソリッドシチュエィションムービーの佳作。悪趣味で残酷ではあるが、面白かった。関係ないが、パンイチの子供(頑張ってたなぁ)が溝に入れなくなるまで成長する物語を想像してしまった。ちょっとセットが安っぽいのは残念だが、こっそり出ていた東山麻美は、個人的に嬉しかった。

「陽だまりの詩」はフルCGのアニメという事で不安だったが、意外なまでに面白かった。あまり好きではない古屋兎丸のセンスとモーションキャプチャーという手間の割りに素っ気無い手法が奇跡的にマッチしていた。人間は出てこずアンドロイド二人(?)の物語だが、何とも切なく素晴らしい。

「そ・ふぁー」は高度なミステリであり、優しくも残酷なホラーであり、といった所か。映像化に一癖も二癖もあるだろうこの物語を、上手にまとめている。

最後の「ZOO」だけが全体的に浮いていた感じ。殺された女と殺してしまった男の事情がわかり難い。わからなくてもいい、という勢いも雰囲気も、ちょっと弱いかな。しかし村上淳の演技とシマウマ(笑)は、流石といった感じ。

総評してみると全体的に足並みも揃っていて楽しめた。よく出来た残酷な寓話集。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-30 19:51:11)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 55.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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