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風と共に去りぬ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 風と共に去りぬ
製作国
上映時間232分
劇場公開日 1952-09-04
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
これだけの名作、大作。昔劇場で見たが改めてじっくり見ました。以前は、やたら気が強くて、強情で嫌な女の代表みたいな感じだったスカーレットは、今回では結構かわいげのある女に見えてきました。彼女は彼女らしく精一杯健気に生きたのがよく分りました。アシュレー、チャールズ、フランクと結婚したり、好きにもなりましたが、本当に愛していたのはレットだったと、宣伝文、映画評論等で言われていますが違うんですよね。本当に愛していたのは自分だけなんです。こういうタイプの女性って本当には人を愛することは出来ないのです。「イヴの総て」のイヴと同じです。 良く対比されるのがメラニー。優しくて、思いやりがあって、貞淑で女性の鏡のような女性。勿論私も彼女の方が好きです。でもあの激動の時代、どちらも自分の性格のまま力一杯生きたと思います。 南北戦争は確か奴隷制も一つの争点だったはずですが、それには全くふれてませんでしたね。黒人が結構自分を買ってくれた主人思いだったり、自分の意志で南軍に参戦したり、悲しいですがこういうのも現実だったんですね。北軍を「侵略者」と字幕で言っていましたが、原作者はそういう見方をしていたのでしょうか。 女性はどう生きていくべきかを、スカーレットとメラニーとの対比で60年前にこれだけの映画にして世に問いました。まさに不朽の名作です。
野ばらさん 9点(2003-08-16 16:35:37)
その他情報
作品のレビュー数 260件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
020.77%
141.54%
231.15%
341.54%
4103.85%
5176.54%
63011.54%
74316.54%
84115.77%
94416.92%
106223.85%
作品の標準偏差 2.20
このレビューの偏差値 52.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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