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奇人たちの晩餐会 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 奇人たちの晩餐会
製作国
上映時間80分
ジャンルコメディ,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
まず「ピニョン」という名前の響きがずるい!「ピ」と「ニ」の間が少し濁り、続けて上げ気味に「ニョン」と仏語独特の発音で言われたら、それだけでこそばゆくて笑ってしまう。そしてあのルックス、撃沈!…ともかく、とてもシニカルな内容で、作り方によっては下品でうっとうしい物になりそうだけど、実に軽快に仕上がっていてフランス人のエスプリを見直しました。「馬鹿」の定義は国によって人によって様々だと思うけど、ピニョンは「心優しく感情豊かかつ思い込みが激しく暴走気味な天然」といったところでしょうか。ここまで来るともはやキュートで憎めません。やる事なす事ニヤニヤしっぱなしでストーリーが進み、ラストでは「優しき暴走天然馬鹿」が炸裂、参りました。馬鹿=×、利口=○でもなく、嘘=×、正直=○でもない、人間が「大人」としてスマートに生きる難しさや矛盾を、笑いで満たしたハイセンスな馬鹿映画です。
たまねぎ君さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-28 11:49:48)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 100件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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200.00%
355.00%
455.00%
577.00%
61414.00%
71818.00%
82929.00%
91515.00%
1077.00%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 55.79
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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