Menu
 > 作品
 > ロ行
 > ロード・トゥ・パーディション
 > poppoさんのレビュー
ロード・トゥ・パーディション のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロード・トゥ・パーディション
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2002-10-05
ジャンルドラマ,犯罪もの,ヤクザ・マフィア,漫画の映画化,ロードムービー
レビュー情報
この映画の光と影、色、音の使い方には感激した。 寒々とした暗い画面なのにどこか漂う柔らかく、ウェットな印象、完璧な画作り。 なんと美しいギャング映画か。
 そして、サム・メンデス監督の映像の実に雄弁なこと。
 時代を、設定を、背景を、心情を、説明や会話でなく、視覚を通して瞬時に感じ取る喜びを堪能した。
 ストーリー自体にひねりはない。しかしそれでも、ルーニーの不肖の息子に対する絶ち切れぬ愛情、ひたすら父の愛を求めた故のコナーの破滅、わが子に同じ轍を踏ませたくないサリヴァンの情念、「彼は僕の父だった」と回顧するマイケルの父への慕情。
 それぞれのシンプルだが、普遍的な思いが、じわりと心深く伝わってきて、涙を禁じえなかった。
トム・ハンクスはいつもながらうまく、ポール・ニューマンはもはや全てを超越した存在感で魅せてくれる。 ビッグの名シーンを連想させるピアノの連弾のシーンでは、胸がいっぱいになった。
 ジュード・ロウは熱演だが、少しつくり込み過ぎの感があり、残念だ。
 トータルで見て、非常に完成度の高い、重厚な作品。
poppoさん 9点(2004-04-28 17:15:16)(笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 269件
作品の平均点 6.06点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
220.74%
3155.58%
43914.50%
54215.61%
66022.30%
75620.82%
83613.38%
9155.58%
1041.49%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 60.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ロード・トゥ・パーディションのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS