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にんじん(1932) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 にんじん(1932)
製作国
上映時間91分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
原作はただひたすらいたいけな可哀想な少年、という印象だったが、映画版フランソワ少年には非常に底力を感じた。自分の置かれている状況の不条理さや、母親の滑稽さをとても冷静に観察している。ユーモアもあり、非力ながら抵抗も試み、子どもが本来持っている「生きる事への本能」を感じさせてくれた。だから尚更、自殺(未遂)へと行動が向かったのは痛ましい。家を飛び出してでも生き延びてほしかった。でもそれだけ母親の呪縛というものは強いのだろう。美味しいところを最後さらっていった父親は、鈍感にもほどがある。子供を追い詰める母親がそうなった責任の一端は、間違いなく夫にあり。
Reiさん [映画館(字幕)] 8点(2003-09-14 09:02:01)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 51.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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