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《ネタバレ》 ピーター・セラーズについては今まで映画の中のキャラクターだけしか知らなかったので、こんなプライベートな一面もあったのかと素直に驚きました。クルーゾー警部やストレンジラブ博士など、様々なキャラクターを演じていく内に次第に自分を見失っていくセラーズ。観客にとってはその変幻自在な特出した才能こそ、彼の個性であり特徴だと思っていたのが、実は本人にとってはただの“空っぽの容器”としか考えていなかったというのが興味深いです。占い師云々の件は本当の話なのかどうか分からないけど、最初に初めて映画のオーディションを受けに行って全く相手にされなかったので、次に変装して再度受けに行くところなんかは如何にもセラーズらしいエピソードで面白いです。邦題は評判悪いけど、ピーター・セラーズの良い部分も悪い部分も含めて以前よりもっと彼のことが好きになりました。
【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-09 16:46:54)
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