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白い恐怖(1945) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 白い恐怖(1945)
製作国
上映時間111分
劇場公開日 1951-11-02
ジャンルドラマ,サスペンス,医学もの,モノクロ映画,ミステリー,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
いわゆるニューロティック映画というやつでしょうか。罪悪感と殺人の強迫観念に駆られ、記憶喪失に陥った男は果たして何者なのか?なぜこの男は白い物を見ると動揺するのか?という場面で流れる、テルミンの恐怖心を煽る不気味な音楽は効果抜群です。ひたむきに愛する男の無実を信じるヒロインに、情緒不安定ながらもそれに必死に応えようとする男。サスペンスに加えて、この二人のラブロマンスの要素がまたもや堪りません。シュールリアリズムの画家サルバドール・ダリを監修に迎えた悪夢のシーンもまた、この映画の中の大きな見せ場の一つでしょう。実際には20分以上もある大規模なシークエンスだったそうで、映像表現が難解すぎて使われなかったそうですがこれはかなり観てみたい気がします。他にも水槽にミルクを流し込んで撮影した牛乳のシーンや、わざわざ木製の巨大な手を作ってまで撮影した拳銃のシーンなど。とにかくあらゆる斬新な試みと、巧みなヒッチコック・マジックが融合した素晴らしい作品です。
かんたーたさん 8点(2004-05-01 12:44:00)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 44件
作品の平均点 6.43点
作品の点数分布
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312.27%
412.27%
5715.91%
61329.55%
71534.09%
8613.64%
900.00%
1012.27%
作品の標準偏差 1.23
このレビューの偏差値 60.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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