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小学生の時に2回ほど体育館で観ましたが小学生のときの私には戦争がもたらす悲惨さやその意味合いをまったく理解することもできず、ただただ怖くて怖くて体育館から逃げ出したいぐらいの作品でした。直視することはまったくできず低学年のときには作品が上映される前から耳をふさいで両目を閉じ頭を上げることなく体育座りしたまま上映が終わるのをひたすら待っていました。高学年になったも気持ちは変わらず同じような状況でした。それでも耳に響いてくる空襲のサイレン音・・・。家の近くのダムの放流サイレンを聞くたびにこの映画のことを思い出し震るえていた記憶があります。正直、今もダムの放流サイレンを聞くと必死で逃げるゲンや村の人々の姿が脳裏によみがえります。そんな私がこの作品を直視できたのは高校生の時でした。sirou92さんもレビューされていますが、戦争に対する考えの基礎になり『戦争は絶対にダメだ!』そう強く心に感じた作品でした。原爆ドームの記念碑を汚したり折り鶴を燃やしたりするような人たちにこの作品を観せて、自分が行った行為がどれほど多くの人を悲しませたかを考えて欲しい。
【MINI1000】さん 8点(2004-01-07 19:51:25)
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