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日本のいちばん長い日(1967) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日本のいちばん長い日(1967)
製作国
上映時間157分
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,シリーズもの,モノクロ映画,犯罪もの,政治もの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
これは凄い映画を見てしまった。ある意味ハリウッドの『パールハーバー』の対極ともいえる作品ではないだろうか。通常の反戦映画は戦争に対して批判的、もしくは消極的な庶民を主役にして少々押し付けがましい所があるのだが、この映画は天皇を頂点として戦争の幕引きをしなければならない日本の各部署のリーダー達の一日が描かれている。戦争終結の報に接しても「日本男児の半数が特攻すれば勝てる」とか「死んでいった者に申しわけない」と本土決戦を企てて東奔西走する熱血将校や町の警備隊長など、洗脳された狂犬のような連中が「正義」を振りかざして現場で指揮をとっていたのだから、当時はなんと住み難い世の中だったことか。もっとも形は違えど、自らの野望や保身のために、さまざまな権威や思想を持ち出してとんでもないことをやらかす輩、そんな連中は世界中に今でもうじゃうじゃといる。「戦争は最悪の選択」を再認識するためにも日本人だけでなく全ての人類が見るべき映画。
lafishさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-07 03:05:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 99件
作品の平均点 8.27点
作品の点数分布
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82929.29%
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 59.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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