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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1982-08-07
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 マドンナはいしだあゆみ。

寅さんの悲恋物語。ドタバタもなく、いつもの寅さんとは全く違う雰囲気だったけど、本作は、ある意味で寅さんとは何者か、実はどういう人物なのかということをしみじみと感じさせる素晴らしい一篇であった。寅さんは女性から本気で求められると、受け身になって、すっと自らを引いてしまう。そして自分を「駄目な男だ」と言って一人涙を流す。恋に恋して、恋できない臆病者。それが寅さんなのか。寅さんの流した涙を思い、12歳の満男と同じように悲しくて僕も泣いた。寅さん、あなたはただひたすら優しすぎるのだ。そういう愛があってもいいじゃないか。寅さんが満男に言う。「お前もいつかは恋をするのだろうな。可哀相に」 すると満男が答える。「僕、恋なんかしないよ」と。(10年後の自分に聞かせてあげたいセリフだ)

この回に津嘉山正種がいしだあゆみの元カレで登場する。津嘉山と言えば、オープニングでのドタバタ劇専門でずっと登場していたが、ついに本編昇格かと。彼はその後、『真実一路』でも部長役で登場している。その後のOPドタバタはアパッチけんが引き継いでいる。
onomichiさん [DVD(邦画)] 10点(2012-04-29 23:26:04)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 7.16点
作品の点数分布
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639.68%
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8825.81%
926.45%
1026.45%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 64.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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