Menu
 > 作品
 > オ行
 > 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
 > onomichiさんのレビュー
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
製作国
上映時間101分
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 マドンナはかたせ梨乃。

46作と47作はゴクミが出ないゴクミシリーズ。満男の旅と旅先での出会いが物語の中心となる。今回の舞台は琵琶湖の畔、長浜である。考えてみれば、『男はつらいよ』とは、第1作目で満男が生まれ、彼の成長と共にあった。1969年。それは僕の生まれた年でもあり、彼の成長と共に画面に映し出される時代の風景は、僕と共にあったものでもある。だから僕はこのシリーズが好きなのかも。

46作以降の寅さんは動きが緩慢で表情も硬く、常に眉間にしわを寄せている姿はまるで生き仏のよう。しかし、彼の培ってきた魂はしっかりと満男に受け継がれていることが最後のシーンで分かるのである。満男の最後の独白。彼が最近、寅さんに似てきたと言われていることに対して、「他人の悲しさや寂しさがよく理解できる人間」だから彼は伯父さんを認めるのだと言う。満男は世間よりも寅さんに心を寄せる。彼は成長しつつも、世間に染まりきらない、ある意味で「常識」の象徴たる博やさくらと対立する人間(寅さんと同様)として描かれているのだと僕には感じられた。

ゴクミ不在のゴクミシリーズはなかなかいい。牧瀬里穂も可愛かった。。。
onomichiさん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-30 23:44:14)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 5.81点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
314.76%
429.52%
5628.57%
6628.57%
7419.05%
814.76%
914.76%
1000.00%
作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 67.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS