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《ネタバレ》 早いもので、44年も経ってたんですね。サウンド・オブ・サイレンスと共に始まり、花嫁略奪をして二人で乗り合いバスに乗り、これから、幾多の難関が待ち受けるであろう人生に歩き出すところで終る。
当時としては、アメリカン、ニューシネマの代表作で、あらゆる既成観念を打ち壊すほど私にはインパクトがありました。 現代の方が今見たら、「なんだあのうじうじした、ストーカー男は!」親子どんぶりはするし、追い掛け回して 嫌がられるし。「あんなやつがガラスたたいたって、ベーン!なんて言わないだろうし、幸せな結婚を捨てて、一緒に行かないよ。」 そこらじゅうから聞こえてきます。 だけど、60年代なんですよね。親が欲するすべての欲求に子は従い。一族郎党の中で誇れる 息子、娘を演じなければならなかったわけです。 時代はちょうど曲がり角にあり伝統の保守的既得概念に反発するやからが横行し始めた頃です。性の概念も、やっと、変わりかけた頃かな。アンバンクロフト演ずるロビンソン婦人もそんな時代の中で、自分でまいた種とはいへ、時代に流された人を素晴らしい演技力で演じています。ベットで交わす会話に「美術を専攻していたは」の中に自分の後悔と夢を捨てた挫折の念が見え、曇る表情のうまさを感じてください。 ともかく、難しい事言わずアメリカの歴史を時代を S&Gのサウンドともに感じてみてください。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-04 17:51:56)(良:1票)
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