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《ネタバレ》 これが、あの『乙女の祈り』をとった監督作品なのかと、驚いた一作目から早いもので完結を迎えてしまいました。よくぞこの物語を映画化してくれたと驚いた一作目、スペクタクルはこうやるんじゃとたたみかけてくれた二作目、そして胸のすく展開でフロド達の勝利を、平和は自分達の手で掴みとるものだと教えられるこの三作目へと長かったのに全く感じないまま世紀の超大作が終わりました。よくもこの短い時間の中でこれだけの超大作が作れたものです。この作品が意味のあるものだったかどうか、多くの鑑賞された皆さんがお解りになっていると思います。私はこの作品の内に書かれる数多くのシュチュエーションの愛と共に、もっとも強く感じたのは製作している一人一人の映画に対する並々ならぬ愛です。監督しかり、キャストしかり、衣装、特撮、照明、その他ありとあらゆる人たちの作品に対する愛情がとても強く出ている作品だと思います。何しろあらゆる言葉を使い尽くしてもこの作品に対しての賛辞にはまだ足りないほど最高の出来だと思います。我が家のDVDライブラリーにはもちろんエクステンドエディション三本があるのは言うまでもありません。フロドの宿命、ゴラムの宿命、人間の宿命、エルフの魔法使いのドアーフの宿命、あらゆる登場人物が背負った宿命が完結した三作目です。そして何よりもピータージャクソンが背負った宿命が完結する王の帰還だと思いました。本当に感動をありがとう!!
【としべい】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-05 13:08:41)
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