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野獣死すべし(1980/日本) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 野獣死すべし(1980/日本)
製作国
上映時間119分
劇場公開日 1980-10-04
ジャンルアクション,ドラマ,犯罪もの,ハードボイルド,小説の映画化
レビュー情報
正直原作の方がずっと面白いし、何よりも「復讐」という黒い大きな野望に満ち溢れている。この映画の主人公は、伊達邦彦という名前が同じだけで、単に松田優作が演じる原作とは異なる人物に過ぎない。たしかにまばたきを全くしない、狂気に満ちた魚の腐ったような目の演技は素晴らしいのだが、これでは単に狂人が銀行強盗などの犯罪をおかしているに過ぎない。そこからストーリー性の重みがあまり感じられないのが残念だった。

共犯者の鹿賀丈史もまた原作の人物とは全く異なるのだが、なかなか素晴らしい演技だと思った。ただあんなボーイを雇うレストランはないとは思うけど。
同窓会の面々の今では有名俳優の方たちのしょうもない役に注目。阿藤快、かわいそすぎる。
リップバンウインクルのくだりは確かに素晴らしい緊張感、それだけになんかもったいない作品だったと思った。ハードボイルド作品ではなく、人間の狂気を描きたかったのかな・・・
クラシックコンサートの意味もなく冗長なシーンにも正直閉口でした。

JEWELさん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-11-04 23:31:56)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 88件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
000.00%
111.14%
222.27%
311.14%
466.82%
5910.23%
61415.91%
72730.68%
81618.18%
933.41%
10910.23%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 47.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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