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横溝正史の作品のファンとしては、この映画は獄門島の雰囲気を見事に映像化しているにもかかわらず、かなり不満が残る。それはもちろん原作と犯人を変えてしまったところにある。キャストでそれが推理しやすくなっているし、当主嘉右衛門の人間性が威厳のある人物からなんかエロじじい的な人間に変わってしまっているという点。で、結局殺人の動機そのものが少しぼやけてしまってるような気がする。3人娘の狂い咲きの雰囲気とこの物語の焦点でもある異様な死体発見現場は映像的にはかなり良かったとは思うが。(首チョンパは小説にはないが映像的にはショッキングでいいかも)市川監督の作品では何故か警部と金田一は初対面でいつも金田一が馬鹿にされているのも小説のファンとしてはあまり面白くない。
【JEWEL】さん 6点(2003-09-30 23:23:36)
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