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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
製作国
上映時間112分
劇場公開日 2007-07-07
ジャンルドラマ,コメディ,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
うちで映画を見るときは、最初の10分を見て、面白くなければ見るのをやめることにしているのだが、これは迷った。暴力的で、とても共感できないネガティヴなシーンが続くのだが、このあとどんな話が展開するのか、まるで想像できない。30分くらいみてやっと面白くなりはじめる感じで、最後まで見てみて正解だった。
脚本的にはなかなか楽しい。キャラの配置や、ストーリーのアップダウンのタイミングはとてもよくできていると思う。
ただサトエリに関しては、「ひどい演技をする女優」を演じる人の演技がひどくてもいいということには、ちょっとならないんじゃないかなみたいな、パラドキシカルな気分に、映画を見ている間ずっとさせられていた。でも、演技の間合いを読まない独走ぶりには、かえって妙なリアリティがあったのも事実。妻いわく、これはサトエリのスタイルを込みで評価するのが正しい見方のようだが、僕にはその良さがいまいち伝わらなかった。うーん、たとえば僕だったら、ドラマ「正義の味方」で見事な怖いお姉さんを演じた山田優で見てみたかったかも。手紙ネタは読めたが、爽やかでちょっと怖いエンディングは絶妙。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 8点(2009-12-21 00:46:36)
その他情報
作品のレビュー数 66件
作品の平均点 6.45点
作品の点数分布
011.52%
100.00%
211.52%
300.00%
457.58%
5710.61%
61928.79%
71218.18%
81827.27%
934.55%
1000.00%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 55.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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