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厨房で逢いましょう のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 厨房で逢いましょう
製作国独,スイス
上映時間98分
劇場公開日 2007-08-25
ジャンルドラマ,ロマンス,グルメもの
レビュー情報
「料理には人を変える力があるのか」がこの映画のテーマだと思う。
映画だから味そのものは伝えられないのだけれど、料理の映像とそれを食べた人たちの表情にはそれだけの説得力があったように、僕には感じられた。
冒頭の、太ったコックが鴨の羽をむしり、その頭にいとしそうに話しかけるシーンからしてイっちゃってるけれど、映画のテーマをよく伝えている。この映画はほとんどそのコック(ヨーゼフ・オステンドルフ)と、彼の料理にほれ込んだ女性(シャルロット・ロシュ)の二人のやりとりだけで進むのだが、この二人の演技も見事で、通常ならありえなさそうな展開を「この料理ならそういうことも起こりえるのかも」ということを信じさせてしまう力を持っている。今調べてみたらこの女性は素人で演技の経験も何もなかったらしい。天性の才能もあったのかもしれないが、これだけの演技を引き出す監督はやはりすごい。これが三作目とのことだが、今後にも期待したい。
小原一馬さん [地上波(字幕)] 9点(2010-03-16 23:25:25)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 62.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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