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ジュリー&ジュリア のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジュリー&ジュリア
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2009-12-12
ジャンルドラマ,コメディ,実話もの,グルメもの
レビュー情報
冒頭、白黒テレビの中でのジュリアの料理シーンに、ジュリーが「adorable(可愛い人ね)」とコメントするところがあって、アメリカにも、かわいいおばあちゃんいるじゃんっていうことを発見してしまった。そう、まさにアメリカ版かわいいおばあちゃんなんだろう。NHKの大河ドラマの主役になりそうな人だ。でかくて、負けず嫌いで、とても明るい。あけっぴろげで、細かい駆け引きとはしなさそうで、うれしいときにはいっぱい笑い、悲しいときにも思いっきり泣く。そしていつもきれいにしている。良い友人に囲まれ、とりわけ素敵なだんなさんに愛され・つくされ、幸せいっぱい。
こういうイメージがアメリカのかわいいおばあちゃんなんだなって、よくわかった。
かわいいおばあちゃんが世界共通、時空を超えて普遍的なのか、それとも、日本とアメリカの共通性なのか、あるいは現代日本と現代アメリカの共通性なのか。

ただし、僕にはメリルはあんまり魅力的にはうつらなかった。演技がおおげさすぎるように思って。
後からジュリア本人の料理番組をYOUTUBEで見てみた(やまほどあった)。うん、やっぱりメリルの演技はわざとらしい感じだなぁ。笑いすぎる。
ジュリア本人は(少なくともその番組のなかでは)あんまり笑わない。
彼女は、素朴で不器用でおおざっぱなところが愛されてたんだろうと思う。たぶん、「洗練されたフランス料理」というイメージとのギャップが良かったんだろうなぁ。NHKの「きょうの料理」で、やはり日本の家庭にフランス料理を広めた帝国ホテルのシェフ村上信夫のキャラと重なる感じ。
その番組ではオムレツを作ってたんだけどできあがったオムレツを「もしだれも見てなければこうして手で直しちゃっても構いません」みたいなことをやってる。もちろん誰も見てないどころか数百万の人が見ているような番組のなかなのだが。youtubeのコメントにも「clumsy(不器用)」で「lovely(かわいい)」というコメントが。なるほどね。
小原一馬さん [地上波(字幕)] 6点(2012-04-10 21:22:11)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.22点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
213.70%
313.70%
427.41%
527.41%
6725.93%
71037.04%
8311.11%
913.70%
1000.00%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 49.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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