Menu
 > 作品
 > マ行
 > まあだだよ
 > 小原一馬さんのレビュー
まあだだよ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 まあだだよ
製作国
上映時間135分
劇場公開日 1993-04-17
ジャンルドラマ,動物もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
退屈だという人も多いが、僕にはエピソードの一つ一つが楽しくて、退屈する場面は一つもなかった。凡人にない感性を持つ人をみんなが大事に守ろうとする気持ちプラス「師」に対する敬愛の念が一緒になってこの作品を支えている。その分、先生自身は「天然」な存在に仕立て上げられていて、それはそれで物語としては成立しているように思う。内田百閒は未読だが、彼自身が自分をどのように語っているのか、この映画を見て読んでみたくなった。映画で気になったのは第一回まあだ会で、スピーチの代わりに延々と釧路から鹿児島まで鉄道の駅の名前を暗誦していた人。宮崎映画だったら、あのあたりみんな一山まるごとひとくくりという描写で済ませそうなものだけれど、一人一人あんなふうに話しをさせて、しかもかつお話のメインの流れの外においてしまうというのが、物語の物語を犠牲にしながら現実とのリンクを保とうという意識を感じた。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 8点(2009-03-10 22:52:49)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 5.95点
作品の点数分布
000.00%
123.57%
223.57%
3610.71%
4712.50%
5610.71%
61017.86%
747.14%
81221.43%
935.36%
1047.14%
作品の標準偏差 2.36
このレビューの偏差値 53.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
まあだだよのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS