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《ネタバレ》 映画館で見ることが出来ず、先日レンタルで見ました。よい評価をされている方が多い中、この得点は申し訳ないのですが、でも私の中ではこの程度です。南北戦争の悲劇。同じ国の人間がふたつにわかれて戦うという悲惨な状況を、北・南のどちらが正義・悪とは分けず、双方戦争時の人間の残酷さをしっかり描いていて現実的で感心しました。あのような地獄だからインマンはエイダの待つコールドマウンテンに帰りたいと思ったのでしょう。しかし、後半にかけて、過去のアメリカ映画のお決まりのパターンがだんだん見えてきて、ラストのオチはインマンとエイダが再会したところから想像できてしまいました。普通ここで最後は観客の期待や想像を裏切るようなラストがありそうなものなんですが、何の変化もなく、悪い義勇軍指揮官とその取り巻きを退治して、せっかく帰ってきたインマンが死んで、たった1度愛し合った結果子供が出来て、残された者で幸せに暮らしていく。戦争なんてなかったような平和な農場風景で幕が降りる。チャンチャン・・・。みなさんはこれで満足?泣けました?私はこの監督の力量不足を感じましたね。ただ、ナタリーポートマンの、夫を失った若い未亡人はなかなかうまく演じていたと思います。インマンが逃がそうとした北軍兵士を射殺するシーンは現実的でした。たぶん誰もがああなりますよね。
【RYOU】さん 5点(2004-09-29 07:38:50)
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