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自分や恋人や友達が、癌や不治の病に侵されたりしたことの無い人と、ある人では、こういう映画は感じ方が全然違うんだろうと思いました。私はもう辛くて泣けました。どんなに親しかった綺麗な人でも末期になると別人のようになってしまい、痛々しく会えなくなる、会っちゃいけないような気にさえなります。愛する人と本当は一緒にいたいに決まっているのに、彼女の辛い判断が痛々しいです。病院で治療を受けている時に、そういう人を彼女はいっぱい見たんでしょう。でも、美しい思い出だけを残された彼はこれからどうしたらいいの?次の恋愛できるまで、長い月日が必要。そう考えると、愛しているなら、最期まで見届けてもらった方が、彼のためには良かったのでは?なんて逆の選択も考えちゃいました。いずれにせよ、実人生でも、不治の病にどちらか一方が侵されてしまうと、本人同士だけの意思ではもうどうにもならないような、思いもしなかったようなことの連続なのは確かです。その人たち各々の生き方をとやかくいう資格は誰にもないように思います。自分だってどうなるかイザとならなきゃ分かりませんから。
【大木眠魚】さん 8点(2003-06-26 22:06:24)
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