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デッドマン・ウォーキング のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 デッドマン・ウォーキング
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1996-08-03
ジャンルドラマ,刑務所もの
レビュー情報
《ネタバレ》 こういう映画ですから、死刑制度の是非に目が奪われがちなのは仕方のないことかもしれません。しかし、この映画は、死刑囚の魂の救済はいかにして可能か、というテーマに取り組んだものと私は解釈しました。その救済は、犯罪者が自己以外のもの(外在的要因)に責任を転嫁しようとする性向を持ちがちであることと、被害者の心情(魂の平穏)への配慮が必要不可欠であることから、必然的に困難とならざるを得ません。ティム・ロビンスはその辺りを的確にえぐっているといえるでしょう。もっとも、キリスト教の素養がない限り、魂の救済といっても理解されにくいかもしれません。そういう意味では、観客を選ぶ映画です。ともかくも、死刑執行に至る一連のシークエンスは圧巻。これほど心を揺さぶられる場面には、なかなかめぐり逢えません。この場面では、映画館全体が張りつめた雰囲気に包まれたことを思い出します。
山の木屑さん 9点(2004-08-27 11:01:41)
その他情報
作品のレビュー数 178件
作品の平均点 6.77点
作品の点数分布
000.00%
110.56%
221.12%
342.25%
495.06%
51910.67%
64022.47%
74123.03%
83217.98%
92614.61%
1042.25%
作品の標準偏差 1.69
このレビューの偏差値 57.79
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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