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グロテスクな場面もあり、かなり後味の悪い作品だが、この嫌悪感が主題ともいえる。大人の汚れた社会の反発から、3歳で自らの身長の成長を止めたオスカル。その後オスカルの目を通して伝えられる、大人の醜い社会。オスカルはひたすら奇声を上げることで、現実逃避する。グロテスクな場面はオスカルにとっての醜い社会、だから嫌悪感こそがオスカルの心の内なのだ。最後、醜い社会の元凶である大人が死んだ後、成長を始めるところは何とも皮肉な作りだ。
【ゆたKING】さん 7点(2003-03-22 16:05:53)
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