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収容所でかつての使用人に靴ひもを結ばせ、歯磨きまで任せ、自分では何も出来ない溥儀の姿がなんとも哀愁を漂わせる。皇帝時代には母親の死でさえ紫禁城から出ることが許されず、追放後も日本に利用されるがまま満州において皇帝になり、結果日本の中国攻撃に荷担してしまう結果となる。皇帝で何もかも自由なはずなのに、利用されるがままの束縛された生活。運命に翻弄された溥儀の生涯は見応えがあった。映像に関しては、大作ながらベルナルド・ベルトルッチの映像美学が損なわれておらず素晴らしいの一言。
【ゆたKING】さん 7点(2003-02-23 17:43:12)
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