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戦場のピアニスト のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦場のピアニスト
製作国仏,独,英,ポーランド
上映時間148分
劇場公開日 2003-02-15
ジャンルドラマ,戦争もの,実話もの,音楽もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
俺は観る映画は大抵「こいつヴァカじゃねーか?アフォじゃねーか?」とか色んな突っ込みを入れながら鑑賞するワケですが、本作にしてはそんな考えは一切無かった。いや考えられなかった。2時間半近くもの間、暗く重い空気が全編を支配し、まるで戦争そのものの存在を示してるかのように思えるし、主人公のシュビルマンの虐殺が続く街で「生きたい」の信念が画面を通して観ている俺にも痛烈に感じ取れる。後半でシュビルマンが、荒廃した街に佇む姿を見て「もし俺の生まれ育った街がこのようになったら」そう考えると不意に涙が出そうになった。もちろん俺は戦争なんて経験したことが無かったんですが、本作で主人公を一般人にした事により観ている自分自身にも戦争の恐怖が今まで以上にリアルに思えたし、感情移入するのにも難しくなかった。この「戦場のピアニスト」は自らも収容所で母を亡くしたと言うポランスキー監督にしか作れない魂のこもった傑作だと俺は思います。
エージェント スミスさん 10点(2004-06-25 19:18:23)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 499件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
010.20%
120.40%
281.60%
3132.61%
4285.61%
5326.41%
66412.83%
712324.65%
810821.64%
97515.03%
10459.02%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 58.03
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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