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《ネタバレ》 内容はFFⅦの戦いから二年後の後日談。当たり前だけど、この作品を楽しむにはゲーム版のFFⅦをプレイしている必要アリ(もっとも興味のあるファンしか見ないと思うけど)。
CGのレベルは凄いの一言。髪の毛や人肌、水、土、鉄、木、革、砂埃など、ちゃんと物の「質感」が表現されている。ここまでやってくれていれば、さすがにオールCGだからと言ってケチをつけるのは躊躇われる(笑)。 ただ、残念ながらストーリーはイマイチ。ファンなら誰でも一度は考えそうな同人誌的な「後日談」であり、かなり練り込み不足と言わざるを得ない。敵キャラの言う事、やる事も、かなり幼稚な印象。 セフィロスが現れるシーンも分かりにくいし、おまけにセフィロスの言う事まで薄っぺらい。あくまでセフィロスは個々人の記憶の中の「過ち」や「理想」の象徴としてのみ描いて、直接出現させるべきではなかったと思う。 アクションも派手なのは良いとしても、ちょっと非現実的過ぎるシーンが多いのは興ざめ(序盤、教会でのティファの戦いが一番リアリティがありカッコ良かった)。バハムートやセフィロスとの戦いは物理法則とか無視しすぎで、アクションシーンに説得力が無い。 もっと、一撃一撃、一言一言に色々な意味で「重み」が欲しい。彼らの戦いは、「殺し合い」ではなく「語り合い」であって欲しい。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-30 22:26:12)
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