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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
製作国
上映時間151分
劇場公開日 2006-07-22
ジャンルアクション,コメディ,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー
レビュー情報
《ネタバレ》 前作もそうだったけど、このシリーズの最大の問題点は、「海賊」という設定を使っている意味がほとんど無いこと。

相変わらずジャックは呪いやら契約やらに振り回され、自分の身を守ることに精一杯。同じく他の登場人物たちも自分たちの身の回りの問題解決に必死で、いつまで経っても「まだ見ぬ大海原へ財宝を探しに出発だ!」みたいな冒険ロマン溢れる展開にならず、スケールの小さいみみっちい話が続く。海賊映画にあるべき世界の広がりやワクワク感がまったく感じられない。

導入、申し訳程度に前作との繋がりの説明があった後、何故かジャックがいつの間にか変な人食い人種(?)に捕まっているという展開も唐突過ぎて意味不明。

長々とドリフのような緊迫感の無いコメディアクションが続いた後、結局、島から逃げ出すだけで、その後のストーリー展開にとって何か必要なイベントだったのだろうか?

もともと今回はデイヴィ・ジョーンズとデッドマンズ・チェストが話の中核なのに、そもそも彼が何者で、チェストを探す動機や目的、ジャックとの関係など、説明不足な部分が多すぎる(ネットで色々と情報を仕入れて、ようやく今作の基本設定を理解できたけど、最初はジャックの手に浮かぶ黒い模様も何か分からなかったくらい)。

また、自分の欲しいものを指すとか言う、「北を指さないコンパス」なんてのも、随分とご都合主義的アイテムだよね~。せっかく出てきたクラーケンとの戦いもダラダラしていて間延びしてしまっている。

あの占い師の場所もどこか分からないし、最後に生き残った連中がどうやって辿り着いたかの説明も無し。ラストも前作を見ていたのに「お前、誰やねん」と思ってた(笑)。いかにも前作がヒットしたから作ったような後付設定のオンパレード。

前作を見ていても分かりにくいのに、今作から見ている人はもっと意味不明なんじゃない?少なくとも今作だけを独立して見ても完結しているように作るべきだと思う。

FSSさん [DVD(吹替)] 4点(2007-04-21 20:38:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 219件
作品の平均点 5.28点
作品の点数分布
000.00%
131.37%
294.11%
32812.79%
43315.07%
54420.09%
64520.55%
73415.53%
8188.22%
931.37%
1020.91%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 45.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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