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大誘拐 RAINBOW KIDS のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大誘拐 RAINBOW KIDS
製作国
上映時間120分
劇場公開日 1991-01-15
ジャンルサスペンス,コメディ,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ミステリーの最高傑作と大絶賛されている原作を、この映画版を見る前に読んだが、個人的にはどちらもイマイチ。

「痛快で心温まるストーリー」という振れ込みだが、あの愚直で田舎臭い誘拐犯たちのキャラクター性や、「虹の童子」と名乗ったり、お互いを「雷」「風」「雨」などと呼び合ったりする垢抜けないセンスにどうしても馴染めず仕舞い。

すべて関西弁(河内弁?)というのも抵抗があった(方言が嫌いなわけではないけど…)。原作を読んで感じたマイナスイメージは、この映画版も変わらなかった。

攫われた老婆が、逆に誘拐犯を手玉にとって、壮大な身代金強奪計画を実行するというシチュエーションは確かに面白いけど、それも、そこまで工夫のある展開には感じられなかった。

と言うのも、「刀自がすべてを計画している」事は、読者(観客)には最初から分かっている訳で、客観的にストーリーを追う形になる以上、途中経過の緊張感もラストの意外性も薄れるのは当然では?

原作共々、それなりに完成度の高い作品ではあると思うけど、個人的にはどうにも肌に合わない作品だった。すべては、あの登場人物のキャラクター性に感情移入できるかどうか、かな。
FSSさん [ビデオ(邦画)] 5点(2003-10-26 23:56:47)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 7.34点
作品の点数分布
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411.79%
558.93%
61017.86%
71323.21%
81526.79%
9916.07%
1035.36%
作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 38.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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