タイトル名	アリス(1988)
製作国	スイス,チェコ,英,アイルランド
上映時間	85分
ジャンル	ホラー,ファンタジー,小説の映画化

ルイスキャロルとシュヴァンクマイエル。これほど相性が良い二人もいないでしょう。まさにシュールレアリズムの極致。特に「不思議の国のアリス」の不条理な世界観には、シュヴァンクマイエルの持つ不安感、強迫観念を内包した作品世界とも共通する部分が多い。グロテスクでありながら、どこかユーモラス、そして残酷な「子供の夢の世界」に遊びながら、自己との対話を果たす、そんな大人のための映画。ただ惜しむらくは、間延びするシーンが多い点。もう少し原作のエピソードを増やし、テンポを良くすれば極上の一品になっただけに残念。

作品のレビュー数	49件
作品の平均点	7.43点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 2 4.08％ 4 1 2.04％ 5 4 8.16％ 6 4 8.16％ 7 16 32.65％ 8 6 12.24％ 9 10 20.41％ 10 6 12.24％
作品の標準偏差	1.76
このレビューの偏差値	55.07 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値