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呪怨 (2003) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 呪怨 (2003)
製作国
上映時間92分
劇場公開日 2003-01-25
ジャンルホラー,シリーズもの,オムニバス,オカルト映画
レビュー情報
このシリーズ最大の不運は、「リング」同様、あまりにも有名になり過ぎた事と、他ならぬ監督本人が、自分の作品のどこに魅力(恐怖の本質)があったのかをまるで理解していなかった事だ。

OV版の恐怖感は、直接的な霊現象よりも、あくまで「人間」の持つ欲望や嫉妬心といった、深い業がそこに絡んでいるから生じたものであり、この劇場版のように、すべてが霊現象ありきではないから傑作足り得たのだ。

とにかく劇場版は恐怖表現が「ワンパターン」で飽きてくる。伽椰子や俊雄が露出しすぎ。幽霊でも何でも見慣れたら、それは非日常から日常に堕してしまうという事に留意するのが、「恐怖」を演出する上での最低限の常識では?

出てくるタイミングにも工夫がなく、全編通して安易な演出のオンパレード。女子高生に至っては失笑するしかない。まるで「伽椰子と愉快な怨霊たち」。ほとんどテーマパークのお化け屋敷のノリ。

もはやストーリー性も無く、各エピソードにもまったく繋がりがない。ストーリー性が無いので、時系列をバラバラにする必然性も感じないし、単に分かりにくくなっているだけ。
FSSさん [ビデオ(字幕)] 4点(2003-10-21 12:16:58)
その他情報
作品のレビュー数 173件
作品の平均点 4.08点
作品の点数分布
052.89%
1179.83%
2116.36%
33520.23%
43419.65%
53319.08%
6179.83%
7126.94%
874.05%
921.16%
1000.00%
作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 49.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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