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1作目の派手さ、華やかさ、いかにもアメリカの高校生ノリの、若々しく異常な弾けっぷりが好きな私としては、やはりいささかモノ足りない。 スリリングではあるが、興奮するまでには至らない。スプラッターシーン自体のキレもないし、それ以外のシーンでのマニアックなユーモアのセンスも失われている。キャストにも華がない。 シリーズのパターン、あるいはストーリーを維持する上での論理的帰結として、こういう展開にせざるを得ないのだろうが、母親の過去や、主人公の心の闇に迫るとなると、プロット面でもどうしても重苦しくなってしまうのだろう。この際「リーサル・ウェポン」シリーズみたいに過去のしがらみを一切放棄した方が良かったかもしれない。 普通、こういうシリーズもので、キャラクターが変化し、成長していくという展開は、作者自身の成長とも捉えられるし、現実逃避していたシドニーが、自分自身の手で、一連の事件のケリを付けようと決意して立ち向かっていくとか、そういうパターンは個人的には嫌いではないので、評価したいところではあるが・・・うーん、ちょっと複雑な心境である。 パーティーは終わっていたのね。
【わいえす】さん 6点(2002-10-12 00:50:10)
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