| 作品情報
レビュー情報
映画史上最高傑作の一つといってよいでしょう。作家(クラーク)と組んで歳月をかけて作りあげた脚本、撮影技法の斬新さ、音楽の使用法、すべてにおいて見事です。しかしそれ以上にこの作品が傑作なのは、誰もがこの作品の意味を理解しようと問いかけること。映像は印象を与えることができるだけで、意味を伝えることはできないのですが、普通の映画はそのことを忘れさせるように作られています。それに対してこの映画は、映像の限界を示し、しかも我々を知的に昂奮させてくれる。何かを知ろうとして見るべき映画ではなく、見る者の想像力をかき立て、頭をひねらせる点で希有の映画だと思います。
【モリブンド】さん 10点(2003-03-02 19:33:45)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |