Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
 > たいほうさんのレビュー
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
製作国英,米
上映時間93分
劇場公開日 1964-10-06
ジャンルドラマ,サスペンス,SF,コメディ,戦争もの,モノクロ映画,政治もの,小説の映画化
レビュー情報
この映画の原作者はビーター・ジョージと言う英国空軍の退役軍人で、Red Alertの題名で発表した本(後にTwo hours to the doom:邦題「破滅への2時間」で早川書房で出たけれど、多分絶版になっている)ですが、ここではもちろんDr.Strangeloveは登場しないし、投下した水爆は不発(原爆のみ爆発)で核戦争は回避されることになっています。この怪しげなドイツ人に似たのは「フェイル・セイフ」の原作に登場する亡命ユダヤ人のグロートシール博士で、当時ハーマン・カーンを始めとする多くのドイツ系、ユダヤ系のテクノクラートが米国の政治・軍事に大きな地位を占めてきていたのを戯画化したもののようです。これも呼び出し暗号のPOE(Peace on Earth)をPurity of essense(下品ですが)にしたのと同じキューブリックの悪ふざけです。オープニングの空中給油がいかにも何かを連想させるようになっているのも笑えます。Ghost riders in the skyは米国では結構ポピュラーなカントリー・ウェスタンのようですが、この映画のイメージしか浮かんでこないようになってしまいました。
たいほうさん 8点(2004-02-18 01:22:13)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 300件
作品の平均点 7.69点
作品の点数分布
000.00%
120.67%
241.33%
341.33%
493.00%
5217.00%
6237.67%
74715.67%
88327.67%
95618.67%
105117.00%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 50.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS