| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 一般公開初日の初回に観に行ったのですが観客の少ないこと。CERNの設備のセットはちゃちだったけれど、バチカンのセットは丁寧な作りで相当に金をかけているようです。しかしバチカン市内をめまぐるしく移動するあたりは忙しすぎてどうも映像も楽しめない。謎解きにしてももっと鳥瞰的に示したほうが観客には親切でしょう。先に原作を読んではいたけれど、教皇の死後の諸権限の代行とかが重要な舞台設定になっているので、このあたりを説明されないと予備知識がないひとにはすぐに入りこめないです。話題になっている反物質(Anti-material)はエネルギー問題の解決には結びつかないので何のために多量に作ったのか意図が不明(これは原作の欠陥)。高空で反応させればガンマ線による加熱での火球の膨張の衝撃波(それ以外の放射線は無いクリーンな爆発)だけれど、火球の輻射熱での地上での被害はこんなものじゃないでしょう。もう少しペースを遅くしてバチカン観光(ローマの休日みたいに)映画も兼ねたらタイアップの効果もあったでしょうに。
【たいほう】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-05-15 21:07:05)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |