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《ネタバレ》 悪評のオンパレードみたいですが取り敢えず観に行ってきました。キムタクの古代進は少し齢を取り過ぎていますが、艦長代理にもなるのだからまあ妥当なところでしょう。スターウォーズとか意識したのか目まぐるしい戦闘場面はゲーム世代を意識したのでしょうが、どうも重みに乏しい感があります。太陽系を離れるに際しての家族との会話ですが、月ほどの距離でも会話は難しい(電波の往復時間から)のでちょっと不自然です。(このあたり、「ディープ・インパクト」でもそうでしたが)宇宙空間での戦闘において被弾した場合には周囲が高速の空気の流れである航空機での戦闘と異なり高々1気圧の気圧差ですからそれほどに破壊的にはならないようにも思えますが、このあたり物理的な考証はあまり行われていないようです。それにしても艦橋の内部のデザインは失笑ものです。マニューバに際しての加速度が問題になるならハイバックシートとかでなく全員がヘルメット装着でバケットシートに着くべきだし、情報の共有には大きなスクリーンが必要です。まして外部を観る大きな窓など全く不要だし波動砲発射に際して眼鏡着用なんて。何より笑えるのは各人の席にキーボードがあり、沖田艦長用には特大のものがまるで黒電話みたいに鎮座している。制作中に世間がスマートフォンの時代を迎えていることを誰も指摘しなかったらしい。未来戦を想定しているならせめてトラックボールとかヘッドアップディスプレイ(HUD)とかを揃えないといけません。目的地に到着して地上で移動になったときに敵がワラワラと現れての白兵戦状態になるのですが、これがスターシップ・トルーパーズみたいで少し焦点がずれているようです。最後の森雪との別れは、愁嘆場抜きで眠らせてとしたほうがスマートです。しかし、第三艦橋の事件での落ち込みを激励していたと思ったら速攻で仕込んでいたとは流石(笑)。
【たいほう】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-12-13 19:24:04)
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