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《ネタバレ》 原作を学校に行っているときに読みましたが、これは方言(いわゆるずーずー弁)の地域の特異性と、作曲家による音響機器を凶器とする殺人事件と言う推理小説で映画とは全く違う内容でした。方言のほうは、それに振り回されての捜査の中で笠智衆の田舎警官がいい味を出しています。学校の友人に、このことから原作に出てくる先生の研究室に入ったのもいました。後に「レプラ」とか「ハンセン氏病」とか言い換えられた病気は昭和30年代までは、東京でも都下に隔離病院があったりして、「ベン・ハー」やひねってはいるけれど東宝の「マタンゴ」などでもあるような扱いが一般の常識みたいでした。(当時でも感染力が弱いこと、進行が極めて遅いことは知られていましたが)私が某国営放送で放映したときの録画ビデオには、最後にこの病気のことについてのコメントの字幕がありますが、これは劇場公開のときにはなかったのじゃないかと思います。手元にある数少ないコレクションになっているのは音楽と終わりの映像美のためです。
【たいほう】さん 8点(2003-11-05 09:32:38)
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