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ケイン号の叛乱 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ケイン号の叛乱
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1954-08-16
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 当初は端正で規律正しいと見えていた艦長(ハンフリー・ボガード)の異常さは観客には判るけれど、それが軍法会議では危険はその場にいる経験者しか証明できないこと、そして戦闘状況での抗命や叛乱は最高で死刑ですから艦長の異常さを暴く以外に途はなかったのは仕方ないことでしょう。しかし、米軍も大戦下で経験と技能が要求される海軍・空軍の現場指揮官は絶対的に不足していたので燃え尽きるまで使われても本人から言い出せない事情があったのだと思います。プライドや待遇の問題だけで、安全で家族と暮らせる陸上勤務を避ける理由にはならないでしょう。(「頭上の敵機」とかもこの問題がテーマになっています)だから無罪になったのは喜ぶべきことだけれど、シェリーなど飲んでいられるかと立ち去る同僚は自分の未来を予感したのだと思います。日本軍でも同じような問題は起きていたのでしょうけれど、会社と同様に庇い合いと闇に葬る体質からこんな映画や小説にはならないみたいです。
たいほうさん 8点(2003-11-15 00:58:40)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.31点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 56.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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