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遥かなる戦場 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 遥かなる戦場
製作国
上映時間139分
劇場公開日 1968-08-10
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,実話もの,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 クリミア戦争を舞台としたバラクラバの戦いは、英国の詩人テニソンの詩によって美化されて、以前にもエロール・フリン主演で映画化されましたが、この映画は史実にかなり忠実に作られています。ウェリントン亡き後の有能な指揮官を欠く英国陸軍と、死にかけ老人の司令官に率いられた仏軍の連合軍、英軍中での植民地軍生え抜きの有能な将校と貴族の無能将軍の対比はかなり戯画的ですが笑えぬ実態でした。当時の国際情勢のアニメーション(熊に乱暴される七面鳥をライオンとブルドッグが懲らしめる)なども判りやすいです。ロシアの援軍の反撃で砦の大砲を奪われるのを高地から見たラグラン大将は幕僚の乗馬の名手ノラン大尉に奪回の命令書を託します。しかし崖を駆け下りた大尉が騎兵の将軍に指し示す先には敵も大砲も見えません。この誤解から生じた軽騎兵の突撃シーンの撮影では余りに多くの馬が傷ついたために以後この種の映画を製作することは困難になったそうです。将軍の責任の擦り合いの中で馬の屍骸が風に吹き流されるシーンは「影武者」の最後で真似されています。
たいほうさん 8点(2004-09-22 21:49:43)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.47
このレビューの偏差値 65.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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