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《ネタバレ》 一年前から今年のクリスマスにはこれを観ようと決めてて、やっとその日が来ました。ぱーっと解説読んだ限りじゃ、“戦争中だけどクリスマスくらいはほのぼのな(『エーゲ海の天使』みたいな)映画”と解釈してたんだけどとんでもなかった。戦闘意欲をなくした分隊が雪合戦をしかけて来たり、ツリーに灯をともしてクリスマスソングを歌ったり、プレゼントを交換したり…あぁ無意味な戦争で殺し合いをしたくない、のは皆同じなんだなと、遊び心のあるドイツ兵を闇の中の光のようにほほえましく観てたのに…仲間のためを思っての秘密が手違いを起こし、やり切れない悲劇を産んでしまった。こんなに複雑な気持ちになってしまうのは、やはり戦争だから…。誰が悪いのでもない、戦争が悪いのだ。その悲劇が手柄になるというのが厳しい現実。ラストの「メリークリスマス!」何がメリー?・・・戦地でクリスマスだなんて悲し過ぎる。
【桃子】さん 8点(2003-12-24 16:17:47)
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