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チャック・ベリーの60歳を祝うコンサートの模様とそのリハーサル風景を中心に、リトル・リチャードやジェリー・ルイス等様々な証言や映像を交えて彼の歩んできた軌跡を描いたドキュメンタリー。このコンサートの企画はキース・リチャーズで彼自身がバックでギターを担当するのだが、いつもは強面のキースも流石にチャックには頭が上がらない。演奏が悪いと何度もダメ出しされてすっかりふてくされるキースなどキースファンにとっても貴重な映像が楽しめる。この映画によるとチャック・ベリーは基本的にバック・バンドを持たない。自分で航空券やホテルを手配し、ギター1本抱えてツアーを回りバックは地元のバンドを雇うのだ。ブルース・スプリングスティーンの証言によると、ブルースは駆け出しの頃Eストリートバンドとしてチャックの前座をつとめたことがあるらしい。その際ついでにバックバンドを申し出たのだが、チャック・ベリーはいつまで経っても現れず結局リハーサル無しでいきなり本番へ。「ヘイ、チャック。どの曲をやるんだい?」と聞くとチャックは「チャック・ベリーの曲さ」と言っていきなり演奏を始めた。大慌てのスプリングスティーン達はオールディーズに詳しいメンバーのお陰でなんとかその場を乗り切ったとか。う~ん、かっこいい!ロックンロール万歳!
【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-03-15 12:30:33)
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