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さすらい(1976) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さすらい(1976)
製作国西独
上映時間176分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロードムービー
レビュー情報
この作品は映し出すべき風景のみを事前に綿密に検討し、脚本は撮影しながら順次書き足して作られたものだそうで【STING大好き】様がおっしゃる通り、見ながらまるで自分が旅しているかのような、写真集の中に紛れ込んでその世界を疑似体験しているかのような究極のロードムービーだ。東西ドイツの国境地帯を移動する彼らのバックに流れる音楽はロバート・ジョンソンの「むなしき愛」をはじめ、ボブ・ディランや60年代アメリカのカントリーやフォークソング等のオールディーズ(しかもリュドガー・フォーグラーはシングルレコードをプレイヤーでかける!素晴らしい!)。映画全体が醸し出す空気は、アメリカの音楽や映画などのカルチャーに焦がれながらも、どこまでもドイツらしい映画を撮る、ヴェンダースの根源を感じる。見ながら途中で眠くなる方もおられるだろうけど、それでもいいのではないだろうか。眠くなったら寝る。そして起きたらまた続きを見る。部屋を暗くして、お酒でも飲みながら、映画に身を任せてゆるく見るのもまた良いと思う。
黒猫クロマティさん 9点(2004-05-26 14:27:26)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
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5112.50%
600.00%
7112.50%
8225.00%
9337.50%
10112.50%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 54.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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