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シン・シティ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 シン・シティ
製作国
上映時間124分
劇場公開日 2005-10-01
ジャンルアクション,ドラマ,シリーズもの,モノクロ映画,犯罪もの,オムニバス,ハードボイルド,漫画の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 面白かったです、冒頭のシーンでガッツリ引き込まれました。漫画の世界観を徹底して追及し過ぎてアニメになっちゃった様な映画ですが、良いんじゃないでしょーか。従来のアメコミ原作映画って画面で表面的にコミック的な表現の味付けはしていても、演出ではあくまでリアルさの中での迫力を追及していた様に思います。それがこの映画では大男のただのパンチ一発で人が吹っ飛んだり、怒りの鉄拳で頭が跡形も無く粉砕したり、向かってくる車が今にもオノマトペが見えそうな激しい躍動した動きをしたり。容赦のないその演出はコミックを見ている時の興奮そのもで、面白かったです。あとナレーションの多様は、そういった世界観を少し客観的に見せ自然に作品に入り込むのに一役かったのかなとも思います。あと映像。白黒映画というのは映像が鮮明になればなる程コントラストが弱くなり絵がぼやけます。この映画も意識している所を除いてやはり全体的に薄墨の様なグレー色の印象が残りましたが、それがこの映画では不格好なものにはならず寧ろその中でのカラーがとても自然に際立って良い感じに色の印象が残りました。個人的なシン・シティの三原色「赤」「黄」「白」。この白が色として非常に効果的に主張していた様に感じました。ハーティガンのなびくネクタイやマーヴの顔のテープ、ケヴィンの眼鏡の白等とても印象に残っています。コートに付いた血や大量に流れ出る血を蛍光塗料の様な鮮やかな白色で表現したのは全体の退廃的などよーんなムードがよりスタイリッシュにまとまって良かったと思います。シルエットの白ヌキの挿入も華麗でした。後はもう各俳優さんの演じっぷりに感動。ブルース渋いし、ミッキー・ロークもニック・スタールも良かった。今回の目当てでもあったデルトロさんは出演者の中でも最も渋い役者だと思ってたんだけど、この役見事にハマッてましたね。すげー。でも今回イライジャが一番強烈でした。あのての演技って本当に実力と雰囲気持ってる人じゃないと寒い事になり兼ねなくないすか?何というか、見事だったと思います。とにかくトリッキーで熱い映画でした、面白かった。関係ないけどディック・トレイシー思い出しました。
イチェルコさん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-02 18:11:25)
その他情報
作品のレビュー数 190件
作品の平均点 6.53点
作品の点数分布
042.11%
142.11%
242.11%
352.63%
494.74%
52412.63%
62814.74%
74724.74%
83518.42%
91910.00%
10115.79%
作品の標準偏差 2.17
このレビューの偏差値 53.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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