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《ネタバレ》 ジャーナリストの森達也さんが書いた、プロレスラーについての本を読んだときと同じような感覚がありました。体を酷使し、怪我をしたときの補償もなく、視聴率とお金にからめられて・・・。大佐藤は自分の仕事を伝統・文化だと思っているし、フェアプレー精神で戦っているけれど(目玉投げる獣が目を洗っているときはチャンスなのに攻撃しない)世間からしてみたら「ショー」みたいな感覚。それでも戦い続ける。最後は自分の仕事の関係者たちからも裏切られて死んでしまって死後の世界でも戦い続ける。(という私の見方です。)死んでまで戦うのが彼の運命なんですね。切ない映画でした。出てくる獣はみんなデザインがすばらしく個性的でした。あと、昨今のテレビへのクレームについて恐らくまっちゃんが抱いているであろう不満も、笑いに昇華されていました。
【キュウリと蜂蜜】さん [映画館(吹替)] 8点(2007-06-02 16:06:48)
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